2014年9月6日土曜日

小川修の「アート5・7・5」展の作品紹介-2

2作目は、金沢の粋な茶屋街へとつづく「暗がり坂 (暗闇坂)」。

かつて茶屋街が華やかな頃、金沢の旦那衆が人目を避けてこの坂を抜け、主計 (かずえ) 町やひがし茶屋街の茶屋へ通ったと云われています。坂を下ったすぐ脇に主計町検番があり、芸妓さんの三味線やお唄の稽古の音が聞こえてきます。

「暗がり坂」は、どこか秘密の場所へ抜ける道、そんな風にも思えてきます。

暗がり坂の命名は泉鏡花。金沢の文豪、泉鏡花が毎日ここを通って学校へ。そして、主計町の中にもう一つある坂道「あかり坂」。「あかり坂」の名付け親は、金沢ゆかりの五木寛之です。



かって旦那衆が人目を避けてこの坂を下り
芸妓に逢いに行ったイメージでデザインしました。

写真の右が、主計町検番。
茶屋の細い路地の奥は、行き止まりに見えるがジグザグの石段が続き、
上がりきれば久保市乙剣宮という社殿の美しい神社に出ます。



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