2019年12月5日木曜日

世界遺産「アンコールワット」紀行-3

3日目:4時起床 まだ真っ暗。ホテル5時出発。
懐中電灯持ってアンコールワットの朝日鑑賞へ。
ワットに到着してもまだ暗い。次第にシルエットのアンコールワット浮かび上がって来る。聖池の周りは、すでに多数の先客に占拠されていて近づけない。精一杯背伸びしてカメラを撮る。やがて朝日に尖塔が輝く。神秘的な空気が辺り一面に漂い、夢に観た光景。感動的な1日の始まり・・・。来て良かった!
聖池の周りは、すでに多数の先客に占拠されていて近づけない。
携帯カメラの撮影会のごとし。
精一杯背伸びしてようやく撮れた1枚。我が傑作。

陽が昇ったアンコールワット。
アンコールワットの日の出。
年2回、春分の日と秋分の日は、中央の尖塔より陽が昇るそうです。
私の頭上より日の出。(笑)



その後、ホテルに戻り朝食。次の遺跡「バンテアイ・スレイ」へ。 アンコールワットより北へ約30km「バンテアイ・スレイ」は「女の砦」の意味。 精巧で深く美しい彫刻が全面に施され「アンコール美術の至宝」と賞賛される。
南北の祠堂には「東洋のモナリザ」と評されるデヴァターの像が柔らかな曲線で彫られ、美しい姿を見せている。1923年 フランスの作家・元文化大臣のアンドレ・マルローがデヴァター像を盗み出し逮捕され、注目を集めた。マルローは、後にこの体験を基に小説『王道』を書いたそうだ。
バンテアイ・スレイ遺跡。


「東洋のモナリザ」と評されるデヴァター像。

昼食後、ロリュオス遺跡群へ。バコンプリヤ・コーという2つの遺跡を訪ねる。アンコールワットやアンコールトムなどの原点を見ることが出来る小さい遺跡です。もう遺跡は充分。遺跡巡り症候群になりそう。(苦笑)
ロリュオス遺跡群:パコン。
ロリュオス遺跡群:パコン。


ロリュオス遺跡群:プリヤ・コー。

ロリュオス遺跡群:プリヤ・コー。


ナイトマーケットにて。
側に傷痍軍人達が寄付金を募る演奏をしています。
今回の旅行中、何度も見たが まだ内戦の傷跡が人々に残っている。

さようならシュムリアップ空港。


ようやく遺跡より解放され夕食へ。クメール創作料理のコースディナーだが、味は好みに合わず残念。そして、旅は終わりに近づいた。
旅の最後は、ナイトマーケットへ。宝石・銀製品・食品・偽物ブランド品等 雑多な店が軒を並べる市場。その市場の入口には、傷痍軍人達が寄付金を募る演奏を。今回の旅行中、何度も見たが まだ内戦の傷跡が人々に残っている。お土産品を少し買って帰国の為、シュムリアップ空港へ・・・。
こうしてアンコールワットの旅は終わった。
ありがとうカンボジア!

世界遺産「アンコールワット」紀行-2

2日目:睡眠4時間で6時起床。快晴 ベランダへ出る もう暑い。

8時半 アンコールトム (ワットから3km離れている) を目指してホテル出発。途中、アンコール遺跡2日間パスポート(62ドル)を購入。どの遺跡に入るにもこのパスポートが必要なんです。
ホテルの客室ベランダから。

ホテル入口。

朝食レストランの横にあるBarで。

アンコールワット遺跡めぐり2日間パスポート。

アンコール・トム(大きな町)は、12世紀 ジャヤーヴァルマン7世が建設、その中心地にあるのがバイヨン寺院。王が最も尊敬した観世音菩薩を いたるところで見ることが出来ます。有名な「クメールの微笑み」も・・・。 でも、アップダウン続く遺跡見学に老躯は悲鳴を上げ始めた。その上、34度近い温度にさらされ脱水症状。今迄した海外旅行の中で一番過酷か・・・歳のせいか?
アンコールトム・南大門にて。
四面仏を最頂部に配した高さ23mの大門。
アンコールトムの5つの門の中で最も美しいと言われている。




中央祠堂にある有名な四面仏「クメールの微笑み」。


ようやく次の遺跡 神秘的な寺院「タ・プローム」へ。ここは緑の樹木が多く涼しく助かる。でも、ガジュマルの巨大な樹木の根っこと遺跡が絡み合い、遺跡は崩壊寸前。自然の驚異が神秘的で珍しい遺跡。
ここは、ぜひ見学をお薦めします。


神秘的な寺院「タ・プローム」。
ガジュマルの巨大な樹木の根っこと遺跡が絡み合い、遺跡は崩壊寸前。
自然の驚異が神秘的で珍しい遺跡。
木の根っこの隙間に仏が見えますか?



アンコール・トム & タ・プローム遺跡見学後、昼食 そして 一旦ホテルへ。フラフラになり部屋に帰りベットへ倒れ込む。この休憩で生き返りました。(苦笑)
元気を取り戻し待望の「アンコールワット」へ出発。 アンコール・ワットは「国都寺院」という意味。クメール建築の傑作とされている。バスを降りてワットの側まで行くのに、堀に掛かる浮橋を渡り、1,500m以上歩るかないといけない。そこからまた困難が始まった。(笑)
でも、勇気を絞って神々が住む「中央祠堂」まで登らないと・・・。65度の急勾配の階段を上ると、シュムリアップの素晴らしい景観。ついに永年の夢が叶った。
アンコールワット全景。
聖池の水面に映るアンコールワット。


聖池の水面に映るアンコールワットを背景に。

中央祠堂の尖塔。高さ65m。
世界の中心・神々が住む須弥山を、周りの回廊・尖塔はヒマラヤ連邦を象徴している

この階段も傾斜65度。登頂禁止。

十字回廊から観るシュムリアップの素晴らしい景観。

十字回廊にある王様の沐浴場。

65度の階段は、下から観ると大したことないが、降りる時の方が怖い・・・。 
65度の階段は、上から見るとこんな感じ。

神々が住む「中央祠堂」へ。65度の急勾配階段。
(あるネット記事では、70度とも?)
CNNが世界の怖い階段13ヶ所をランク付けで発表。その中でトップに輝いたのがカンボジアが誇る世界遺産アンコールワットの階段です。傾斜70度以上の急角度で登るのが困難と紹介しています。http://cambodianavi.net/column/14.html



ワットの後、美しい夕日鑑賞「プレルーフ遺跡」へ。 膝の痛さを無理して登ったに 見えたのは密林に沈む夕日だけだった。私はアンコールワットの赤いシルエットが見れると勘違いしていてガッカリ。(笑)
美しい夕日鑑賞「プレルーフ遺跡」頂上。 
膝の痛さを我慢して登ったのに 見えたのは密林に沈む夕日だけだった。
しかも観光客で一杯。


夕食は、カンボジアの伝統舞踊「アプサラ・ダンス」ディナーショウへ。アプサラは『天使・天女』を意味。踊りは神への祈りとして捧げらるものでした。
こうして、疲労困憊の2日目が終了。 明日は4時起床、神秘的なアンコールワット朝日鑑賞へ。期待しつつ眠りにつく・・・。
カンボジアの伝統舞踊・アプサラ。
http://cambodianavi.net/column/apsara.html