2014年9月8日月曜日

小川修の「アート5・7・5」展の作品紹介-3

3作目は、私の好きな能登半島:大沢・上大沢の「間垣」です。

能登半島の外浦にある輪島市大沢・上大沢。日本海から吹き付ける冬の寒風から家屋を防ぐ為、高さ約 5mの苦竹で屋敷を囲む垣根 (間垣) が連なる「間垣の里」。 来春から放送が始まるNHK連続TV小説「まれ」のヒロイン・希が暮らす場所です。現在の人口は、190人 (88所帯) 、海沿いの厳しい過疎の町です。 でも、時々訪ねる私には、何とも云えない魅力に満ちた村です。集落は、海に面する以外の三方を山に囲まれており、まるで孤高の村のようにみえます。間垣景観は、まさに里山里海の育んだ景観でもあると思います。


能登の厳しい自然と共存した上大沢のイメージです。
間垣に吹き付ける寒風がまるで泣くような音(虎落笛)を出します。

若い頃、私がADとなりデザインした輪島の観光ポスター。
西保海岸の上大沢の間垣を素材にしたものです。
(イラスト:西のぼる氏/コピー:出島二郎氏)

実際の上大沢の間垣風景。







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