2011年12月30日金曜日

今年1年本当にありがとうございました。

2011年もあと1日。本当に大変な1年でした。
日本人として生涯忘れる事が出来ない東日本大震災があり、タイでは大洪水があり、世界中で経済危機がおこり、まるで天が怒っているように思える1年でした。来年こそ良い年であって欲しいと心から祈っております。

このブログを見て頂いている皆様、今年も一年本当にありがとうございました。どうか良いお正月をお迎え下さいませ。

2011年12月26日月曜日

戦争をテーマにした映画2つ。

今年の師走になって、珍しく2週続けて映画を観た。
(写真は、いずれの映画も公式サイトより)

まず、先週の日曜日:日本映画界 最高齢99才の巨匠・新藤兼人監督の「一枚の葉書」を観た。
泣いた。心から泣いた。戦争が個人にとってどれだけ理不尽で、過酷なのものかが心を打つ。そして、監督自ら「映画人生最後の作品」と語るこの映画は、たくましく生きる美しいラストシーンに「希望と再生」へのメッセージが込められているのだと思う。

     主演の大竹しのぶが、胸を打つ迫真の演技をみせる。

●映画に関心のある方は、公式サイトhttp://www.ichimai-no-hagaki.jp/ を!


続いて、今週の日曜日、映画「連合艦隊司令長官 山本五十六」を観た。
あの太平洋戦争・真珠湾攻撃から今年の12月で70年目を迎えます。私はその年に産まれた。だから私も70才。どうしても気になる映画でした。

映画としては歴史にもとずく為、教科書的にならざるを得ないのか、期待したほどではなかった。でも、山本五十六が世論を煽り 戦争を煽るメディアを痛烈に批判してたのが、今の原発問題にも通じて見えてた。また、マスコミ 及び それに踊らされた国民の軽佻浮薄さを批判視点で描いたのも新鮮だった。そして、開戦を煽っていた新聞記者(香川照之)が、敗戦後しゃあしゃあと民主主義の記事を書いてるところが、皮肉にも一番印象に残った。マスコミ人に ぜひ見て貰いたい映画ですし、国のリーダーも私達も、歴史からもっと学ぶべきと痛感した。

この映画で、山本五十六が日本海海戦で左手の指2本無くしている事も初めて知った。それにより日本の傷痍軍人第1号だそうです。

●映画に関心のある方は、公式サイトhttp://isoroku.jp/index.html を!

2011年12月19日月曜日

タイ「鶴の恩返しプロジェクト」-3。

おかげさまでタイ洪水被害者支援「鶴の恩返しプロジェクト」缶バッチが 699個 売れました。
収益の約14万円をタイの学校支援活動に使います事ご報告申し上げます。
今回、多くの地球規模のご協力にタイの齋藤さんと仲間達は、とてもとても喜んでいるという事をお伝えいたします。ありがとうございました。皆様へ心から厚くお礼申し上げます。

2011年12月12日月曜日

タイ「鶴の恩返しプロジェクト」-2。

タイの洪水被害者支援「鶴の恩返しプロジェクト」の缶バッチ6個がついに完成しました。私を含め6名のクリエイターがボランティアでデザインし、助け合いの思いが詰まっていますのでご紹介いたします。

上段左より No.1-小川 修/No.2-杉田明維子/No.3-島津勝彦
下段左より No.4-中村美江子/No.5-米田夕美子/No.6-水上すずよ

全員が今回のプロジェクト世話人の1人である斉藤尚子さん(旧姓 畠山)の友人です。昔、金沢のFOBでご活躍されていた方です。現在は、タイのバンコクにお住まいです。

販売は、タイでは明日から。日本国内の販売開始日は未定です。お値段は、日本国内だと@250円×個数+郵送費(2個までは80円・6個までは140円・10個までは200円)に振込料をプラスして頂く事になります。

●皆様の中でご支援下さる方がいましたら、このブログにコメント下さいませ。

2011年12月7日水曜日

タイ「鶴の恩返しプロジェクト」-1。

11月上旬にタイの友人(日本人の女性)から突然メールが届いた。
そのメールには、今回のタイ洪水被害の支援プロジェクトにデザイン協力して欲しいとありました。そのプロジェクトがタイでの「鶴の恩返しプロジェクト」でした。
3月の東日本大震災の時には、その友人が関わるタイのインターナショナルスクール(日本人の子供達も86人ほど在籍する) が寄付を集めて200万円近いお金を日本へ寄付してくれ、また学校中で4,000羽もの鶴を折って応援してくれたそうです。このプロジェクトは、その恩返し企画の内のひとつです。
具体的には、タイ日本人グループで44mm缶バッチを制作し、その販売金をその学校へ寄付します。現在、友人はそのプロジェクトの世話役の一人として頑張っています。
私も力不足ですがボランティアでデザイン協力する事にしました。

それから1ヶ月ばかり、マークやロゴ・缶バッチフォーマットデザイン・台紙デザインと タイ〜日本の頻繁なメールやり取りでようやくデザイン完成へこぎつけました。
缶バッチのデザインは、私の他5名のクリエイターが参加されます。どんなデザインが集まるか楽しみでもあります。販売は、12月13日頃から始まるそうです。

まず、私の缶バッチデザインです。プロジェクト名の「鶴の恩返し」の鶴そのままですが・・・。
タイトルロゴ文字の意味は「思いやりは洪水に勝る」
他の5名のデザインは、缶バッチが完成したらご紹介したいと思います。

缶バッチの台紙デザインです。
タイトルロゴの下の本文の意味は「この洪水による困難を共に乗り越えて行きましょう」
一番下の文字は「NIST日本人グループより」

●この缶バッチ販売に、もしご支援頂ける方がいらっしゃったらこのブログにコメント下さいませ。

2011年12月3日土曜日

3代目「陳建太郎の伝統と革新の四川料理」

もう12月に入り、街に師走の慌ただしさが漂い始めました。
年末が迫って来ると1年の総括として、心の中も反省を始めだします。
イヤな季節ですね。そして、デザインの現場はもう来年に入っています。

    私がデザインした陳健太郎イベントのポスター&チラシ

金沢ニューグランドホテルでは、来年2月11日にフードピア2012協賛イベント:3代目「陳建太郎の伝統と革新の四川料理」の会を開催します。ご存知でしょうが陳建太郎氏は、祖父が陳 健民、父が料理の達人で有名な陳 建一氏です。
「百味百菜 百味人生」は、彼のブログのタイトルですが、金沢でどんな味を提供してくれるのか今から楽しみです。

●陳建太郎氏に興味のある方は、
http://chef.gnavi.co.jp/chefmember/chin_kentaro.html

2011年11月14日月曜日

京都 大原 三千院。

昨日、紅葉を観に 歌にもなった「京都 大原 三千院」へ旅した。
まだ時期が早くて 期待したほどの紅葉でなく残念無念。そのかわり苔が驚くほど美しかった。でも流石 京都の秋、人・人・人でまいりました。紅葉でなく人を見にいったような疲れた旅でした。(苦笑)

    途中で出会った美しい大原女に無理を言って記念写真を。


また、途中に寄った清水坂で、ステキな和菓子屋を発見しました。その名は、京・清水寺門前「普門庵」。
お店への誘導路が鳥居になっていて、インテリアもお菓子もひと味洒落ているお店でした。どこのデザイナーがやったのか知りたいですね。
      道路よりお店への誘導路が沢山の鳥居になっている。

     巨大な紅い提灯が下がった店内。
     カウンターの壁面は、黒田征太郎氏の文字でした。

      ユニークなパッケージの願掛け饅頭「おふくあん」。

2011年11月2日水曜日

内川・鎮守の森ギャラリー開催。

     (私のデザインではありませんが展覧会のDMです)

明日(文化の日)から6日まで「内川・鎮守の森ギャラリー2011」が今年も開催されます。私は、1993年の第1回展から欠かさず出品しております。
金沢・内川の自然の中で神社や民家・工房などを会場に、多くの各ジャンルのアーティストが参加しております。内川は、金沢の中心地から車で約20分。美しい紅葉を見ながら作品をご笑覧頂けたら幸いです。

私の出品作を1日早くブログで公開します。昨年より俳句づくり始めたので、その自作句とアートのコラボ作品です。
題して「アート5・7・5/鰯雲」。

もう1作は、「アート5・7・5/紅葉」。
イカガでしょうか?ご批評下さいませ。


下の写真は、以前 我社で働いてくれたグラフィックデザイナーの北村さんの作品と本人です。

2011年10月26日水曜日

小松原るな〜情熱のタンゴ〜コンサート。

         私がデザインしたコンサートチラシ。

先日、知人の歌手 小松原るなさんから依頼されたコンサートのチラシデザインが完成した。タンゴコンサートのデザインは、初めてなので少し戸惑いましたが・・・。
今回は、タンゴバンドの「ジャノ タンゴ」+「小松原るな」のコラボコンサートで、会場は石川県立美術館ホール。カンツォーネ・シャンソン歌手の小松原さんが、タンゴでどんな感動を与えてくれるのか、今から楽しみです。

●小松原るなさんに興味のある方は:http://www.luna-diva.jp/new/report.htm

2011年10月24日月曜日

松永安正展「スペインの北の大地」。

現在、福岡に住んでいる友人 松永安正さんの個展を3年ぶりに見て来た。
「スペインの北の大地」と題している通り、若い時 スペンへ留学され、その後もスペインへ毎年出掛けスペインの景色を描き続けていられる。金沢での個展も随分昔から開催されていて、ファンも相当いるのでは・・・。
私は、最初の金沢個展の開催場所をお世話してからのお付合いで、色々画家の生き方を教わりました。
また、「スペインの風」を感じる作風に何時も惹かれます。

            松永さんの個展案内DM。


      個展会場の「山の上ギャラリー」ベランダーにて
      松永さんと。(バックは東山の瓦屋根群)


●「山の上ギャラリー」に興味のある方は:
http://www4.plala.or.jp/yamanouegallery/

2011年10月17日月曜日

結婚43年周年と映画「猿の惑星 創世記」。

10月15日は、結婚43年周年記念日だったので2人でレストランへ食事に出掛けた。43年間には、色々波乱もあり危機もあったが、何とかこうして続いた事をお互い苦笑しあった。
    写真は3年前、結婚40周年を迎えた時、ハネムーンに行った
    十和田湖へ再びセンチメンタルジャーニィした時のもの。

食事の後、 2人で話題の映画「猿の惑星 創世記」を観た。
衝撃的なラスト・シーンが未だ色褪せない1968年 (偶然にも結婚した年) の名作『猿の惑星』。今回は現代のアメリカを舞台に、如何にして高度な知性を持つ猿が誕生し、人類文明が何故崩壊したのかという“起源“を描き出す仕掛けになっている。
生命より経済優先の現代への警鐘。まさに今の時代に自省を促す映画では・・・。家内はよく泣いていたが、私は最初の『猿の惑星』の続きとしてうまく出来ていると感心していました。
映画が終わった後、出口で知人のコピーライターも観に来ていた事を知り、久しぶりに近況を話して別れた。
    映画の写真は、いづれも「猿の惑星 創世記」公式HPより。

映画に興味のある方は、
http://www.foxmovies.jp/saruwaku/ を!

2011年10月10日月曜日

“おしゃれメッセ2011”商品セレクターに。

         公募で制作されたポスター&チラシ。

昨日、しいのき迎賓館で開催されている“かなざわごのみ「おしゃれメッセ2001」”と云うイベント中の「〜かなざわ工芸物語〜100×100品展」の商品セレクターとなっていたので覗いて来ました。友人のコーディネーター飯尾さんが色々努力されて企画されたもので、大変賑わっていました。


「100人が選ぶ キラリ★かなざわ工芸」とキャッチにあるように、公募で選ばれた100人が市内の伝統工芸品のお店を見て回り、自分の気に入った商品を選ぶ訳なのですが、なかなか気に入ったものが無く苦労しました。
現代のライフスタイルに合う伝統工芸品を作り出すのが、いかに難しいかを実感しました。

         私が選んだ白地に金箔ドットのお皿セット。

         家内が選んだ朱地に金箔丸のお皿セット。

私の友人が選んだ割り箸。割ると金箔の粉が料理に降り掛かる仕掛けです。


「〜かなざわ工芸物語〜100×100品展」は、残念ながら今日で終了ですが、“おしゃれメッセ2011”も関連事業・協賛事業もまだ続きます。
詳しく知りたい方は、http://www.oshalemesse.com/ で!

2011年9月26日月曜日

富山の富岩運河環水公園へ。

3連休の1日目に娘に誘われて富山の[富岩運河環水公園]へ行って来た。
天気も良く、水辺にあるスタバのベランダでコーヒーを飲んでいると、水面を渡って来るそよ風が気持ちよく何時間でも居たくなるところです。

「富山県富岩運河環水公園」は、とやま都市MIRAI計画のシンボルゾーンとして、歴史ある富岩運河の旧舟だまりを都市の貴重な水辺空間として整備された親水文化公園です。全体面積9.7haの広大な水辺空間に泉と滝の広場、天門橋、バードサンクチュアリ等があり、富山の新しいオアシスとなっているそうです。
     恋人風の2人がベンチに、絵になる天門橋のシーンです。


          水の中にある裸婦像が素敵ですね。

    水辺にある気持ちの良いスターバックスのコーヒー店。

水辺に面した散歩道脇の芝生には、富山大学芸術文化学部の生徒による彫刻が沢山展示さてれいました。
富岩運河は、200トン級の船舶の遡航を可能にし、2.5mの水位差を調節するための水量調節用の堰を有したこの中島閘門(パナマ運河方式)は、当時の最新技術を採用したものだそうです。     
                娘と2人で記念スナップ。

●富山県富岩運河環水公園に興味のある方は、
 http://www.kansui-park.jp/

2011年9月20日火曜日

東田修一展[イロジカケのためのエスキース]

昨日、永年の友人デザイナー東田さんの個展を見に行った。彼は金城短大デザイン科の教授でもあり、私も講師として以前 色々お世話になった間柄でもあります。
卯辰山中腹にある彼の奥さんが運営する画廊「山の上ギャラリー」での開催なので、ギャラリーを縦横微塵に使っての展示も面白かった。

個展のDM。このDM使われた縄が会場でも作品をつなげていました。



         この作品から縄が始まっていました。

   クレヨンで描かれた作品。額が変形になっていて面白い。

  小さな函に収まった作品。扉を開けると香りが出る仕掛けです。

●「山の上ギャラリー」に興味のある方は: http://www4.plala.or.jp/yamanouegallery/