2011年12月26日月曜日

戦争をテーマにした映画2つ。

今年の師走になって、珍しく2週続けて映画を観た。
(写真は、いずれの映画も公式サイトより)

まず、先週の日曜日:日本映画界 最高齢99才の巨匠・新藤兼人監督の「一枚の葉書」を観た。
泣いた。心から泣いた。戦争が個人にとってどれだけ理不尽で、過酷なのものかが心を打つ。そして、監督自ら「映画人生最後の作品」と語るこの映画は、たくましく生きる美しいラストシーンに「希望と再生」へのメッセージが込められているのだと思う。

     主演の大竹しのぶが、胸を打つ迫真の演技をみせる。

●映画に関心のある方は、公式サイトhttp://www.ichimai-no-hagaki.jp/ を!


続いて、今週の日曜日、映画「連合艦隊司令長官 山本五十六」を観た。
あの太平洋戦争・真珠湾攻撃から今年の12月で70年目を迎えます。私はその年に産まれた。だから私も70才。どうしても気になる映画でした。

映画としては歴史にもとずく為、教科書的にならざるを得ないのか、期待したほどではなかった。でも、山本五十六が世論を煽り 戦争を煽るメディアを痛烈に批判してたのが、今の原発問題にも通じて見えてた。また、マスコミ 及び それに踊らされた国民の軽佻浮薄さを批判視点で描いたのも新鮮だった。そして、開戦を煽っていた新聞記者(香川照之)が、敗戦後しゃあしゃあと民主主義の記事を書いてるところが、皮肉にも一番印象に残った。マスコミ人に ぜひ見て貰いたい映画ですし、国のリーダーも私達も、歴史からもっと学ぶべきと痛感した。

この映画で、山本五十六が日本海海戦で左手の指2本無くしている事も初めて知った。それにより日本の傷痍軍人第1号だそうです。

●映画に関心のある方は、公式サイトhttp://isoroku.jp/index.html を!

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