2020年5月9日土曜日

愛読書ブックカバーリレー:1冊目。

フランス音楽・映画評論家の永瀧達治さんから村井幸子さんへバトンが渡った愛読書カバー紹介リレー。 
コラムニストでもある村井さんから、この私へバトンが回って来ました。

ルールは、

1)一日一冊好きな本のブックカバーを7日間連続でアップ。

2)アップするたび、一人のFB友だちをこのチャレンジに招待。 
これは私の貧弱な本棚が暴露されるようで、少々怖い・・・(笑) 
7日間ブックカバーUP の1冊目は、尊敬するグラフィックデザイナー田中一光 自伝「われらデザインの時代」。 田中さんは、LOFTや無印良品、西武百貨店の包装紙、産経能ポスター等……日本の美意識を大切にモダンに時代を彩ってきたグラフィックデザイン界の巨匠。この本は2001年出版され、その翌年 残念ながら他界された。
田中さんは、私より11歳上でデザイン界の大先輩。私が18歳で業界に入った頃、もう頭角を表し日本を代表するデザイナーでした。その日本的にしてモダンなデザインに魅せられ、その後姿を追ってデザインと日夜格闘。 田中さんの自伝を読むと、我が青春とが重なり合い、今でも熱い思いに駆られます。
生前、日本グラフィックデザイン協会の会議・飲み会等で何度か同席する機会もあったが、畏敬の念が強く親しく話せなかった事が悔やまれます。私がデザインに迷った時、航海する船を導いてくれる灯台のように思えた方でした。 本書の後書きには、今後 世界のデザインは大雑把でグローバルな「回転すし文化スタイル」が到来すると予見。20年後の現在、まさにその予見が・・・。




0 件のコメント:

コメントを投稿