薫風に誘われるように昨日、福井・一乗谷 朝倉氏遺跡を訪ねた。
今から約400年以上前の1573年に織田信長の軍勢によって攻め滅ぼされるまで、5代約100年余にわたって越前の戦国大名・朝倉氏一族が華やかな文化を咲かせた都の跡です。夢の跡と言ってもよいかもしれません。
栄華を極めた城下町を再現した「復原町並」で抹茶を楽しみ、しばし朝倉一族の栄枯盛衰を偲びました。
なお、上の写真の場所は、平成22年1月にソフトバンクのCM撮影された処で、ご覧になった方もいらっしゃると思いますが、雪の武家屋敷道を樋口可南子さんとお父さん犬が歩くシーンです。
そのシーンのポスター。
土塀通り添いには、武家屋敷以外にも商家や職人等の町家もあります。(写真は染物屋)
何しろ最盛期には、この山の中の一乗谷に約1万人が住んでいたそうです。そして、京都のような町並みが整備され、戦乱の世の中で平和を保ち、京都から公家や学者・医者・僧侶等文化人を招き、華やかな文化を開花させていました。
最後に一句、「松風に 栄華のざわめき 一乗谷」 呂修
※朝倉氏遺跡では、「復元」でなく「復原」と云う漢字を使っています。これは、発掘された遺構に基づいて、出土遺物や文献調査によってできるだけ忠実に復原している為です。
なお「復元」は、ある程度 想像を交えて復元する場合に使います。
※一乗谷 朝倉氏遺跡に興味のある方は、
http://www.city.fukui.lg.jp/d620/bunka/iseki/ を。
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