2017年9月15日金曜日

第6回 小川 修の「アート5・7・5」展:9月19日から!

私の恒例 俳句アート個展【アート5・7・5】の準備も
ようやくメドがつき、9月19日から1週間 開催いたします。
ぜひ、ご笑覧くださいませ!
私は、毎日 午後から在廊しております。

●詳しくは:フェースブックで検索を!
https://www.facebook.com/events/103361810397652/?active_tab=about


7年前から始めた自作俳句をアート化・デザイン化した展覧会です。
勝手に「アート5・7・5」展と名付けた個展ですが、
俳句に毎回 悪戦苦闘しております。


朝顔の句「一輪の朝顔のみや利休の美」は、
勅使河原宏監督が1989年制作した映画「利休」
(千利休:三国連太郎、豊臣秀吉:山崎 努)
の中で、利休宅の朝顔が見事との噂を聞き
秀吉が見たいと早朝訪ねと、利休が全ての朝顔を切り捨て
迎えた茶室に一輪の朝顔のみ生けたシーンが
忘れられなく、俳句に詠んだのもです。




2017年9月4日月曜日

「金沢三文豪記念館ポスター展」開催中!

8月29日より金沢市立玉川図書館「金沢三文豪記念館ポスター展」内の室生犀星記念館企画展ポスター展が開催されています。
自分のデザインしたポスター8枚が一堂に展示されるのを見るのも初めて。
ただ パネルのカバーが反射して観にくいので少々残念。
ブログでは、画像で紹介します。 興味のある方は、ぜひご笑覧下さいませ。
私の Facebook でも紹介しています。
https://www.facebook.com/profile.php?id=1759886916 

●8月29日〜9月10日迄
http://www.lib.kanazawa.ishikawa.jp/tama1.htm




今回は、最近のポスター8点の展示です。
8年前から私を信頼して、デザインを全て任せて下さり、
気が付くと もう30点近くデザインした事になります。
犀星記念館に心から感謝申し上げます。








現在、開催中の企画展です。







2017年9月2日土曜日

石川の米「ひゃくまん穀」シンボル発表!

石川の米「ひゃくまん穀」シンボルが、9月1日 各新聞に発表されました。
私も参加したプロジェクトで半年かけてデザイン開発。ようやく実を結びました! 
プロジェクトの皆さまへ心から感謝です。

●詳しくは:https://www.facebook.com/100.kome.ishikawa/
私のデザインした石川の米「ひゃくまん穀」シンボルロゴ。


9月1日の北國新聞朝刊記事。

9月1日の北陸中日新聞朝刊記事。





2017年8月20日日曜日

昨日、福光「棟方ゾーン」巡りへ!

昨日、個展制作の合間をぬって版画家「棟方志功の足跡に触れる

福光「棟方ゾーン」巡りへ!

まず、福光でランチをゆっくり楽しむ為、20年前に行った事のあるレストラン「ラモヴェール」へ。ご主人がシェフ、奥様が接客とご夫婦で元気で経営されていました。全ての料理に地下水を汲み上げた柔らかい水を使っており、自家製のハーブを添えてあったりと気配りを感じました。



レストラン「レストラン ラモヴェール」全景。



食事後、棟方志功記念館「愛染苑」(あいぜんえん)へ。

棟方志功記念館の係りの方に、まず 向かいの住居兼アトリエ「鯉雨画齋」(りうがさい) へ案内され、棟方の人柄やご家族の詳細、交友関係、作品の説明を受けました。大家に落書き厳禁と言われたのに、入居後 すぐ 厠(トイレ)の天井と壁に絵を描いたそうです。自由奔放な筆使いなので、作品周りは勿論、柱にも飛び散った墨の跡が・・・。8畳間の板戸に書かれた鯉や鯰、厠に描かれた絵は鬼気迫ります
(注意:室内の写真撮影は禁止です)




「鯉雨画齋」
「鯉雨画齋」での棟方志功一家。
(昭和21年撮影)小泉ちよゐ氏提供 

「愛染苑」

棟方は終戦間際の昭和20年、福光(現 南砺市)へ一家と共に移り住み、旺盛な創作活動を送ります。「愛染苑」は、その疎開生活をしていた6年8ヶ月の間に制作した作品を中心に展示しています。友人の谷崎潤一郎が「愛染苑」と名づけた話は有名です。



「鯉雨画齋」「愛染苑」「青花堂」見学の後、記念館の横に昨年オープンした「棟方志功資料館」へ。棟方志功直筆の書簡、当時の掲載雑誌、額装図書など貴重な資料を展示してありました。愛染苑や鯉雨画斎と共に棟方の足跡に触れる「棟方ゾーン」を形成し、より深い魅力を発信する拠点となっています。



棟方は、福光を去った後、昭和31年にヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展でグランプリを受賞。「日本のゴッホ」を夢見た男は「世界のムナカタ」になります。
そして、昭和50年(1975) 9月13日、肝臓ガンのため死去。(享年72歳)


個展制作に少々疲れた精神に「喝」を入れてくれた棟方巡りの一日だった。
棟方志功に只々 感謝!


2017年7月25日火曜日

諸江屋「金沢の紅白鏡餅と雑煮」リーフご紹介。

久しぶりに仕事のご紹介。

デザインさせて頂いた 諸江屋「金沢の紅白鏡餅と雑煮」リーフをご紹介させて頂きます。
A4判 観音開き 8部 (“金沢の菓子かいせき”“金沢の十八番菓子”“金沢の氷室万頭”など)シリーズ 最後のリーフです。
8部とも金沢の老舗和菓子屋「落雁 諸江屋」のご主人が、金沢の歴史を丹念に調べ、間違って伝わる金沢菓子のルーツを正確に紹介した貴重なものです。
私自身が知らない事や間違って信じていた菓子伝説に眼から鱗の思いです。

全国的に鏡餅は、白と白を重ねたものが多いが
金沢の鏡餅は、紅白の餅を重ねます。
知っていました?

本来の鏡餅は、紅白だったようです。
(室町時代の文献から)
それが、金沢 (他に福島県いわき市、関東の山間部、熊本県菊池市の一部)
を除いて、紅白鏡餅が消えたのは不思議だとご主人は言っています。 

加賀藩主 前田家の鏡餅も紅白でした。
金沢城内の鏡餅は、“上が白、下が赤”となっていますが、
市内では、上下が逆の“上が赤、下が白”です。
藩主と同じ様式では恐れ多いと遠慮したと言われています。



2017年7月21日金曜日

コスタネオロマンチカ:クルーズ紀行−7

クルーズ7日目。 いよいよクルーズ最後の寄港地・舞鶴港へ。

午後1時30分時 着岸。舞鶴は初めて訪ねる街。イメージは「岸壁の母」で有名な終戦後の引揚と抑留の街。やはりタクシーでゆっくり4人で観光。
舞鶴引揚記念館で詳しい引揚げの実態を見て、父母の時代にあった苦難の歴史に心が痛みました。あらためて平和の大切さを噛みしめ、今の時代を大切にしたい・・・そんな思いを抱かせてくれた街。 最後に良い観光が出来ました。(感謝)
観光順路は、港からタクシーで出発→五老岳の展望タワー→舞鶴赤レンガパーク→赤れんが博物館→舞鶴引揚記念館&桟橋→港到着。

今回でクルーズ紀行も終わりです。私の拙い旅行記を最後までご笑覧頂いた方々へ、心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

●6月30日 (金) 舞鶴観光/曇り。13:30入港〜22:00出航。

舞鶴港では、振袖美女とゆるキャラ“まゆまろ君”が歓迎。


五老スカイタワーから望む舞鶴湾の美しいリアス式海岸。
高さ50mの五老スカイタワー。
舞鶴市と若狭湾の360度の絶景。併設のGORO SKY CAFE で
お茶しながら舞鶴湾のパノラマが楽しみました。
https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g1023391-d1386188-Reviews-Goro_Sky_Tower-Maizuru_Kyoto_Prefecture_Kinki.html
(タワー写真は、トリップアドバイザーHPより)
乗船して来たコスタ・ネオロマンチカ号が国際埠頭に見えました。



舞鶴赤レンガパークにて。
明治時代に建てられた旧日本海軍の倉庫をそのまま観光施設にした施設。
建物は5棟あり、イベントホール・喫茶店・土産物店・海軍資料館などがあります。
売店で一番売れてた「海軍カレー」をお土産に買いました。(笑)

海軍資料館2階の東郷平八郎の資料。

世界のレンガ資料を集めた「赤れんが資料館」前にて。

引揚げ桟橋にて。

舞鶴引揚記念館内にある照明パネル。
敗戦後、満州に渡っていた日本兵やその家族が、ロシアのナホトカ港から
舞鶴に引き揚げてきた時の引揚者保護局を利用した記念館。
風化しかけている日本の戦争の歴史をしっかりと学ぶにはいい施設です。
館内はシベリア抑留の生活の展示があります。
引揚げ桟橋の鐘。
岸壁の母を知っている人は、この地に来たら「号泣」するそうです。
中村玉緒主演の映画もあったのですね。
https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g1023391-d1424615-Reviews-Maizuru_Hikiage_Memorial_Hall-Maizuru_Kyoto_Prefecture_Kinki.html
過酷なシベリア抑留生活の展示パネル。

最後の寄港地・舞鶴観光を終えて船に戻り最後の記念写真。

夜になったら出航です。(デッキにて)。 
夕食時でのスタッフ最後のサービスダンス。

さらば舞鶴港。
明日はふるさと金沢港です。

参考 追伸:昨年の日本海クルーズで金沢港からの乗船客が6,998人に上り、
寄港地の中で最も多かったそうです。
総乗船客数は、17,736人で、県外客の約2割が県内に宿泊。
いよいよクルーズ時代が来たようです。