久しぶりに仕事のご紹介。
デザインさせて頂いた 諸江屋「金沢の紅白鏡餅と雑煮」リーフをご紹介させて頂きます。A4判 観音開き 8部 (“金沢の菓子かいせき”“金沢の十八番菓子”“金沢の氷室万頭”など)シリーズ 最後のリーフです。
8部とも金沢の老舗和菓子屋「落雁 諸江屋」のご主人が、金沢の歴史を丹念に調べ、間違って伝わる金沢菓子のルーツを正確に紹介した貴重なものです。
私自身が知らない事や間違って信じていた菓子伝説に眼から鱗の思いです。
全国的に鏡餅は、白と白を重ねたものが多いが
金沢の鏡餅は、紅白の餅を重ねます。
知っていました?
本来の鏡餅は、紅白だったようです。
(室町時代の文献から)
それが、金沢 (他に福島県いわき市、関東の山間部、熊本県菊池市の一部)
を除いて、紅白鏡餅が消えたのは不思議だとご主人は言っています。
加賀藩主 前田家の鏡餅も紅白でした。
金沢城内の鏡餅は、“上が白、下が赤”となっていますが、
市内では、上下が逆の“上が赤、下が白”です。
藩主と同じ様式では恐れ多いと遠慮したと言われています。
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