私は、総合ディレクター北川フラム氏を知らないが、全体のクリエイティブディレクターがJAGDで交流あった浅葉克己氏(アートディレクター)と言うので、興味があり出掛けた。今回の「奥能登国際芸術祭2017」は、期間半ばで目標の3万人を突破したと言う。その謎にも興味があった。
今回の芸術祭は、この土地の物語や歴史・暮らし・文化と結びついた作品を国内外39組のアーティスト達が創り上げている。使われなくなった駅舎や銭湯、保育所や海辺の小屋などを使った作品も多く、能登の自然・文化とアートを味わう旅となっている。
ただ、この手法は特別目新しい手法でもなく、今迄 日本各地で多く開催されて来た。例えば「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」。総合ディレクターは同じく北川フラム氏。公的事業費3億1千万円が投下された ( 第1回展(平成12年)総括報告書)。
奥能登は、4億円以上と聞いている。私達が楽しむアートフェスティバルには、こうした国や自治体等の多くの税金が投入されている。
この祭りが終わった後、アートがこの土地に何を遺すのか? 地方に生きる私達は、何が見るに値するアートなのか? また、この土地に生きるアーティスト達はどうあるべきか? などを考える良い機会にもなるのではないか・・・。
奥能登は、4億円以上と聞いている。私達が楽しむアートフェスティバルには、こうした国や自治体等の多くの税金が投入されている。
この祭りが終わった後、アートがこの土地に何を遺すのか? 地方に生きる私達は、何が見るに値するアートなのか? また、この土地に生きるアーティスト達はどうあるべきか? などを考える良い機会にもなるのではないか・・・。
そんな事も考え乍ら、大いに楽しんだ能登の2日間でした。
<1日目>鑑賞したアート作品の一部紹介。
浅葉克己氏デザインのシンボルロゴ「スズ」
作品33:リュウ・ジャンファ/Drifting landscape
(中国景徳鎮の陶器+珠洲焼の破片と漂着物が混ざって渚を埋めています)
作品29:真壁陸二/青い舟小屋
(砂床には、風紋が創らて)
作品24:吉野央子/光陰
(スナックの中を魚群が遊泳する)
下:巨大な木製カニが畳の間に。
作品28:EAT&ART TARO/さいはての「キャバレー準備中」
(ホステスの楽屋裏には、煌めく衣装が掛けられて)
奥能登国際芸術祭2017公式ガイドブック。
現地では売り切れでした。販売価格¥1,200(税込)
作品26:力五山/潮流 ガチャポン交換器
珠洲市の友人が運営するギャラリー「舟あそび」
「美の邂逅Ⅱ」展
10月22日まで(10/10-12休廊)http://f-asobi.com/kikakunaiyou/2017/kaikou2/kaikou1.html
宿泊したホテル「ラブロ恋路」のテラスにて。
奥能登国際芸術祭2017
会期/〜2017年10月22日(日)
会場/石川県珠洲市全域
料金:作品鑑賞パスポート 一般2500円、高校生1000円、小・中学生500円
※パスポート掲示で①チケットが必要なイベントの当日チケット料金が割引②会期中に珠洲市内の飲食店や宿泊施設などで各種優待サービスあり③金沢21世紀美術館の展覧会鑑賞料が割引
tel.0768-82-7720(奥能登国際芸術祭 実行委員会 事務局)
http://oku-noto.jp/
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