2005年 泉鏡花賞受賞作家の寮美千子さんが編纂された「奈良少年刑務所詩集」を読んだ。表紙には「空が青いから白をえらんだのです」という1人の受刑者の詩が大きく書かれています。
初めは、何と単純な詩だろうと思いましたが、寮さんのこの詩の生まれた背景と感想を読み感動しました。この詩集は、奈良少年刑務所の更生教育である「社会性涵養プログラム」から生まれた作品を中心に編んだものだそうです。ぜひ、皆様もお読み下さい。お薦めいたします。
「詩など、ほとんど書いたことのない彼らには、うまく書こう、という作為もありません。だからこそ生まれる、宝石のような言葉たち」
さらに寮さんの言葉は続きます「あたりまえの感情を、あたりまえに表現できる。受けとめてくれる誰かがいる。それこそが、更生への第一歩です。受刑者たちの心の声に、どうか耳を傾けてみてください」と・・・。
ご参考に:blog.hullz.net/?eid=984447.webloc
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