人生は 旅。 さぁ 風に吹かれて旅へ出よう。
吹く風は、喜怒哀楽 永遠に解けない悩み 惑いの風・・・。
山頭火は詠う「何を求める風の中ゆく」
そして、ボブ・ディランは歌う「答えは 友よ風の中にある」と。
2010年2月10日水曜日
サヨナライツカ。
先日、映画「サヨナライツカ」を観た。パリ在住の女優、中山美穂(39)が12年ぶりに主演している。
原作が芥川賞作家であり、中山美穂の旦那である辻仁成。監督が韓国映画「私の頭の中の消しゴム」のイ・ジェハン。
愛されることがすべてと思っていた女性が、運命的な出会いを経て、
愛することが本当の愛だと気付くラブストーリー。でも、映画はリアリティが感じられず、韓流風の超展開であまり感心しなかった。もっともスタッフが韓国なので、これは韓国映画ですね。
でも、原作の冒頭の詩は、いいですね。
「サヨナライツカ
いつも人はサヨナラを用意して生きなければならない
孤独はもっとも裏切ることのない友人の一人だと思うほうがよい
愛に怯える前に、傘を買っておく必要がある
どんなに愛されても幸福を信じてならない
どんなに愛しても決して愛しすぎてはならない
愛なんて季節のようなもの
ただ巡って人生を彩りあきさせないだけのもの
愛なんて口にした瞬間、消えてしまう氷のカケラ
サヨナライツカ
永遠の幸福なんてないように
永遠の不幸もない
いつかサヨウナラがやってきて、
いつかコンニチワがやってくる
人間は死ぬとき、 愛されたことを思い出すヒトと
愛したことを思い出すヒトにわかれる
私はきっと愛したことを思い出す
辻 仁成」
原作をこれから読んでみようと文庫本を買ってきた。
興味のある方は、http://sayo-itsu.com/ を。
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原作の詩。
返信削除「サヨナライツカ・・・」
胸がジ〜ンとしました。
わかるなぁ!
涙出そうです。
私も本、読んでみたいです。
bonjour-tomokoさん。
返信削除愛なんて季節のようなもの、と思いたくないですが
人生を彩るものに間違いないですね。
ところで、tomokoさんは、死ぬとき、
愛されたことを思い出す方ですか?
愛したことを思い出す方ですか?
そうですね〜〜。。。。
返信削除その時にならないとわかりませんが、
まだこれからも本気で恋することがあれば
愛したことの方を思い出すと思います。
小川さんは?
愛する事が幸せに通じる時と苦しみになる時があります。
返信削除人は、愛する事で幸せになるより、苦しみ悶える事の方が多いのでは?
それでも、やはり人は人を愛します。
神のイタズラですかね?
愛されたまま死ねたら、それが一番の幸せなのでしょうね・・・。
でもそんな方は、この世でどれだけいるでしょうか?
私は、愛した方を思い出す方だと思いますが
本当の答えは、死ぬ時に分かるのでしょう。