2009年7月13日月曜日

名園で聴く犀星。


7月4日(土)、室生犀星が愛した金沢・寺町台にある「辻家庭園」へ行った。
その庭園で、オーケストラ・アンサンブル金沢の演奏をバックに、犀星の詩を木村綾子さんと安藤常光さんが独唱され、そよ風とともにその美声に酔いしれました。
辻家庭園(金沢市指定文化財)のもともとの主は、加賀藩の城代家老 横山家で、明治末から大正期に造られた迎賓館の庭園です。横山家は、小松の尾小屋鉱山の経営で巨万の富を築き「北陸の鉱山王」と云われ、その絶頂期に造られたのがこの庭園です。当時の予算で20万円(現在の40億)の巨費が投じられた。
当時は、数万坪の規模(現在は2,000坪)で、もし当時のままの姿で現存すれば、兼六園と並ぶ金沢の名所になっていたとされます。
興味のある方は、イベント時のみに拝観出来ますので、ご覧になられては?

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