2009年4月30日木曜日

能登島紀行


               (今年の能登島の菜の花畑にて)

              (昨年の飯山・菜の花まつりにて)


昨日、能登島・向田に住んでいる若いイラストレータの渡邊一馬さんを訪ねた。イラスト談義の後、すぐ近くの美しい菜の花畑で心地よい風に吹かれてひととき海を眺めました。

昨年は、長野まで長時間かけて「飯山・菜の花祭り」を見に出掛けたが、
石川県でも、こんな身近に素敵な所があるのを初めて知りました。

2009年4月24日金曜日

椿の散り方



我が庭で一番大きな花を咲かす椿が今、満開。
あまりに美しいので思わず一枝切り、花瓶に生け眺めていたが、
一夜明けたら見事に、その美しい姿のままで散っていた。
おしいので1日そのままして置く事にした。

桜の散り方は、華やかで良いものですが、椿の潔い散り方もまた素晴らしい。その落ちた椿の花を見ながら、細川ガラシャの辞世の句

「散りぬべき時知りてこそ世の中の
       花も花なれ、人もひとなれ」 細川ガラシャ

を思い出した。

2009年4月21日火曜日

大高さんの思い出


今朝、我が家の廊下に置いてある大壺に、朝日が当たり思わずシャッターを押した。
随分前、大阪の万博マークやカップヌードルのパッケージデザインで有名な、故大高猛さんが来沢された時「小川君、骨董屋へ案内しろ」と云われお連れし、大高さんが買うのにつられて思わず買ってしまったものです。
どこの何焼きの壷かも知らず買ったのですが、今は気に入っています。

その後、大高さんには随分可愛がって頂きましたが、その元気な大高さんもある日、突然逝かれました。
今は、この壷を見る度に良き思い出が浮かんできます。

2009年4月20日月曜日

小鳥の日曜日


この季節になると、我が庭にある椿の花蜜を吸いに小鳥がやって来る。
毎朝8時〜9時頃に必ずやって来る。やって来ない日は、病気かと心配になる。
小鳥と言っても小鳩ぐらいで、時々小さい鶯か目白ぐらいのもいるが、私は鳥に詳しくないので残念ながら鳥の名前が分からない。誰か教えてくれると有り難い。
椿の木は、我が家のダイニングのガラス越しで、2mぐらいの近さである。
日曜日は、丁度 朝食をとっているとやって来る。あわててカメラで撮るが、なかなか良いポーズで撮れない。
でも、私にとって何にもまさる名画のように映り、至福の休日である。
若い時は、小鳥にも気付かず朝食もそこそこに家を飛び出す日々だったように思う。
こんな日曜日を味合うようになったのも最近である。

2009年4月17日金曜日

金沢ジュニアオペラ


今まで成功例の少ない子どもオペラに挑んだ歌劇「終わらない夏の王国」のポスターがようやく完成した。
新進気鋭の神田監督(書き下ろし)のこのオペラにかける情熱は、凄いもので、ポスターをデザインした私も連日深夜までの難産でした。

金沢ジュニアオペラスクール(KJOS)は、平成19年9月「金沢歌劇座」座付スクールとして開校しました。
発声、演技などオペラを基礎から学び、2年をワンクールとし、生徒数は公募で入校した6歳から14歳までの64人。今回のオペラは、子どもから大人まで楽しめるファンタジーでありながら、現代社会の問題さえも浮かび上がらせる壮大な寓話です。
この金沢の挑戦が、子どもオペラの概念をくつがえすことになるかも知れません。私も期待しています。

2009年4月13日月曜日

紅白の椿


今年も我家の庭の椿が花を咲かせている。
最初気がつかなかったのですが、よく見ると1本の木なのに、
赤い椿と白い椿の花が咲いている。
遺伝子のなせる業なのでしょうね・・・。

白い母犬なのに産んだ子犬が、白と黒に分かれていたりすると
ああ、父親が黒色なんだと想像し不思議と思わないのに、
植物だと何だか納得しにくいのは、私が植物に無知なせいでしょうか?

2009年4月10日金曜日

ラ・フォル・ジュルネ金沢。


昨夜、花の宵。クラシック音楽の門外漢である私が、
珍しくモーツァルトを聴きに出掛けました。
金沢ニューグランドホテルで開催された、指揮者 井上道義氏の音楽談義と
オーケストラ・アンサンブル金沢メンバーによる演奏会です。

チラシをデザインした関係上、出席したのですが心配した通り
演奏が始まると何時もの通り気持ちが良過ぎるせいか、ウトウトし困りました。
ファドやシャンソン、カンツォーネなどは、大好きで絶対そんな事が起きませんがクラシックやオペラでは、どうしてでしょうか? 
そんな私が、皮肉にも時々オペラやクラシックのデザインをするのも問題ですね。

2009年4月9日木曜日

昨年の滝桜。



桜紀行と云えば、昨年見た「三春の滝桜」は、見事でした。
豪華で艶やかな色にあふれていました。
山高神代桜と薄墨桜が姥桜なら、滝桜は今が女盛りと云う表現がぴったり。

「死に支度いたせいたせと桜かな」 一茶

は、私の好きな桜の1句ですが、昔の日本人は自然から、人生においての大切な生や死についての教訓を学びとっていたように思いますね。
死にさいして見苦しくなく、美しく死ねることを願ったのでしょう。

そんな想いなど消し跳ぶほど「三春の滝桜」は、華麗でした。

2009年4月8日水曜日

日本三大桜紀行。




春になると毎年そわそわします。
桜好きの私にとってこの時期は、仕事以上に忙しい季節です。
一昨年は、根尾の薄墨桜。昨年は、三春の滝桜。
そして、今年は、山梨の山高神代桜へと、
ようやく日本三大桜巡り紀行が完了しました。

「ねかはくは 花のしたにて 春しなん 
   そのきさらきの もちつきのころ」(山家集)

と、かの西行が詠んだように、私も死ぬなら桜満開の頃と願っているくらいです。
ともあれ山高神代桜は、聞きしに勝る巨木で花より幹に圧倒されました。
人も年齢を重ね、あんな風格が出ると素晴らしい・・・。

2009年4月1日水曜日

我が社の創業記念日


4月1日、エイプリルフール。38年前のこの日、私は独立しました。
DMをもらった友人は、冗談だろうと真に受けませんでした。
30歳の私には、クライアント1社も無く、
電話を待つのみの日々でした。
あれから、長い月日が流れ、JAGDAを退会した今、
私は、また新しい道を探す旅に出ようとしています。