2011年8月8日月曜日

涼しさ求めて信州紀行。

涼しさを求めて信州を旅した。
まず、斑尾高原のラベンダー畑へ。でも想像していたほど広くもなく、また蒸し暑く、そんなに涼しくもなく少し期待はずれでした。

           斑尾高原のラベンダー畑にて。              斑尾高原のチャペル。

次に、大王わさび園へ。そこは、丁度 TVの朝ドラ「おひさま」で信州ブームになっているのか、観光客で溢れかえっていた。大型観光バスが行列をつくり、かっての静かなわさび園が夢のようでした。
夢と云えば、かって黒沢監督が映画『夢』で描いた水車小屋周辺も大勢の人が群らがっていました。

      黒澤明監督の映画『夢』に出て来た水車小屋付近。
      川には、ボートやカヌーが沢山かけ声かけて遊んでいた。

そう云えば 今、黒澤明監督の遺した映画『夢』のエピソードの一つが「まるで今の日本の現状を予期していたかのようだ……」と話題を呼んでいる。 話題になっているのは、原発の恐怖を描いた『赤富士』です。 このストーリーは、寺尾聰が演じる主人公が 「何があったんですか !?」と逃げ惑う大勢の群衆をかき分けて行くシーンから始まる。 目の前に真っ赤に燃えた富士山、そして根岸季衣が演じる子連れの女性が「あんた知らないの? 原発が爆発したんだ」と話す。
「原発は、安全だ!危険なのは操作ミスで、原発そのものに危険はない。 絶対ミスを犯さないから問題はない、とぬかしたヤツラは許せない!」などと根岸が絶叫するシーンが、 ぞっとするような印象を残すエピソードだが、黒沢監督は原発反対論者だったのだろうか・・・?
そんな事を思い乍ら帰途についた旅だった。

         旅の途中で見かけた一番大きな道祖神