人生は 旅。 さぁ 風に吹かれて旅へ出よう。
吹く風は、喜怒哀楽 永遠に解けない悩み 惑いの風・・・。
山頭火は詠う「何を求める風の中ゆく」
そして、ボブ・ディランは歌う「答えは 友よ風の中にある」と。
2010年2月22日月曜日
映画「おとうと」
昨日、映画「おとうと」を観た。
映画とは、観ないと長く間が空くのですが、不思議なもので観出すと毎週でも観に行きたくなる物ですね。
第60回ベルリン映画祭のクロージング作品として選ばれた『おとうと』の山田洋次監督は、長年のキャリアをたたえるベルリナーレ・カメラ賞を授与されたそうです。
映画は、私の青春時代のマドンナだった吉永小百合が相変わらず美しく上品で、対照的な弟の笑福亭鶴瓶との組合せが笑いと涙を誘いました。
特に弟が息を引き取るシーンに久しぶりに泣けました。
実は、私にも厄介な弟がいて、兄弟との付合いも断絶し、東京で1人暮らしですが、その弟とダブリ身につまされました。
親・兄弟・子供と家族の繋がりを改めて考えさせられる映画ですね。
映画「おとうと」公式ホームページは、http://www.ototo-movie.jp/
2010年2月10日水曜日
サヨナライツカ。
先日、映画「サヨナライツカ」を観た。パリ在住の女優、中山美穂(39)が12年ぶりに主演している。
原作が芥川賞作家であり、中山美穂の旦那である辻仁成。監督が韓国映画「私の頭の中の消しゴム」のイ・ジェハン。
愛されることがすべてと思っていた女性が、運命的な出会いを経て、
愛することが本当の愛だと気付くラブストーリー。でも、映画はリアリティが感じられず、韓流風の超展開であまり感心しなかった。もっともスタッフが韓国なので、これは韓国映画ですね。
でも、原作の冒頭の詩は、いいですね。
「サヨナライツカ
いつも人はサヨナラを用意して生きなければならない
孤独はもっとも裏切ることのない友人の一人だと思うほうがよい
愛に怯える前に、傘を買っておく必要がある
どんなに愛されても幸福を信じてならない
どんなに愛しても決して愛しすぎてはならない
愛なんて季節のようなもの
ただ巡って人生を彩りあきさせないだけのもの
愛なんて口にした瞬間、消えてしまう氷のカケラ
サヨナライツカ
永遠の幸福なんてないように
永遠の不幸もない
いつかサヨウナラがやってきて、
いつかコンニチワがやってくる
人間は死ぬとき、 愛されたことを思い出すヒトと
愛したことを思い出すヒトにわかれる
私はきっと愛したことを思い出す
辻 仁成」
原作をこれから読んでみようと文庫本を買ってきた。
興味のある方は、http://sayo-itsu.com/ を。
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