2017年7月25日火曜日

諸江屋「金沢の紅白鏡餅と雑煮」リーフご紹介。

久しぶりに仕事のご紹介。

デザインさせて頂いた 諸江屋「金沢の紅白鏡餅と雑煮」リーフをご紹介させて頂きます。
A4判 観音開き 8部 (“金沢の菓子かいせき”“金沢の十八番菓子”“金沢の氷室万頭”など)シリーズ 最後のリーフです。
8部とも金沢の老舗和菓子屋「落雁 諸江屋」のご主人が、金沢の歴史を丹念に調べ、間違って伝わる金沢菓子のルーツを正確に紹介した貴重なものです。
私自身が知らない事や間違って信じていた菓子伝説に眼から鱗の思いです。

全国的に鏡餅は、白と白を重ねたものが多いが
金沢の鏡餅は、紅白の餅を重ねます。
知っていました?

本来の鏡餅は、紅白だったようです。
(室町時代の文献から)
それが、金沢 (他に福島県いわき市、関東の山間部、熊本県菊池市の一部)
を除いて、紅白鏡餅が消えたのは不思議だとご主人は言っています。 

加賀藩主 前田家の鏡餅も紅白でした。
金沢城内の鏡餅は、“上が白、下が赤”となっていますが、
市内では、上下が逆の“上が赤、下が白”です。
藩主と同じ様式では恐れ多いと遠慮したと言われています。



2017年7月21日金曜日

コスタネオロマンチカ:クルーズ紀行−7

クルーズ7日目。 いよいよクルーズ最後の寄港地・舞鶴港へ。

午後1時30分時 着岸。舞鶴は初めて訪ねる街。イメージは「岸壁の母」で有名な終戦後の引揚と抑留の街。やはりタクシーでゆっくり4人で観光。
舞鶴引揚記念館で詳しい引揚げの実態を見て、父母の時代にあった苦難の歴史に心が痛みました。あらためて平和の大切さを噛みしめ、今の時代を大切にしたい・・・そんな思いを抱かせてくれた街。 最後に良い観光が出来ました。(感謝)
観光順路は、港からタクシーで出発→五老岳の展望タワー→舞鶴赤レンガパーク→赤れんが博物館→舞鶴引揚記念館&桟橋→港到着。

今回でクルーズ紀行も終わりです。私の拙い旅行記を最後までご笑覧頂いた方々へ、心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

●6月30日 (金) 舞鶴観光/曇り。13:30入港〜22:00出航。

舞鶴港では、振袖美女とゆるキャラ“まゆまろ君”が歓迎。


五老スカイタワーから望む舞鶴湾の美しいリアス式海岸。
高さ50mの五老スカイタワー。
舞鶴市と若狭湾の360度の絶景。併設のGORO SKY CAFE で
お茶しながら舞鶴湾のパノラマが楽しみました。
https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g1023391-d1386188-Reviews-Goro_Sky_Tower-Maizuru_Kyoto_Prefecture_Kinki.html
(タワー写真は、トリップアドバイザーHPより)
乗船して来たコスタ・ネオロマンチカ号が国際埠頭に見えました。



舞鶴赤レンガパークにて。
明治時代に建てられた旧日本海軍の倉庫をそのまま観光施設にした施設。
建物は5棟あり、イベントホール・喫茶店・土産物店・海軍資料館などがあります。
売店で一番売れてた「海軍カレー」をお土産に買いました。(笑)

海軍資料館2階の東郷平八郎の資料。

世界のレンガ資料を集めた「赤れんが資料館」前にて。

引揚げ桟橋にて。

舞鶴引揚記念館内にある照明パネル。
敗戦後、満州に渡っていた日本兵やその家族が、ロシアのナホトカ港から
舞鶴に引き揚げてきた時の引揚者保護局を利用した記念館。
風化しかけている日本の戦争の歴史をしっかりと学ぶにはいい施設です。
館内はシベリア抑留の生活の展示があります。
引揚げ桟橋の鐘。
岸壁の母を知っている人は、この地に来たら「号泣」するそうです。
中村玉緒主演の映画もあったのですね。
https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g1023391-d1424615-Reviews-Maizuru_Hikiage_Memorial_Hall-Maizuru_Kyoto_Prefecture_Kinki.html
過酷なシベリア抑留生活の展示パネル。

最後の寄港地・舞鶴観光を終えて船に戻り最後の記念写真。

夜になったら出航です。(デッキにて)。 
夕食時でのスタッフ最後のサービスダンス。

さらば舞鶴港。
明日はふるさと金沢港です。

参考 追伸:昨年の日本海クルーズで金沢港からの乗船客が6,998人に上り、
寄港地の中で最も多かったそうです。
総乗船客数は、17,736人で、県外客の約2割が県内に宿泊。
いよいよクルーズ時代が来たようです。





2017年7月20日木曜日

コスタネオロマンチカ:クルーズ紀行−6

クルーズ6日目。 九州・博多港へ。

午前8時 着岸。ようやく日本へ戻って来ました。博多は何度も来ている街。滞在時間が少ないので、太宰府天満宮をゆっくり4人で観光。その後、天神で博多名物「豚骨ラーメン」で舌鼓み。結局 名物「梅ヶ枝餅」と「豚骨ラーメン」食した、たったそれだけの博多でした。(苦笑)
観光順路は、港からタクシーで出発→太宰府天満宮→天神で豚骨ラーメン→港到着。

●6月29日 (木) 博多観光/曇り。8:00入港〜16:00出航。

太宰府天満宮の朱橋で記念写真。
ご存知の天神さま(菅原道真公)をお祀りする神社。
「学問・至誠・厄除けの神様」として、
日本全国からご崇敬を集めています。

神紋になっている「飛梅」。
菅原道真が京の都を去る時に詠んだ
「東風(こち)吹かば 匂ひをこせよ 梅の花 主なしとて 春な忘れそ」は有名。
その梅が、京の都から一晩にして道真の住む屋敷の庭へ飛んで来たという
「飛梅伝説」が有名です。
今では何と日本全国から毎年700万人もの人々が訪れるそうです。

太宰府の名物「梅ヶ枝餅」を鳥居の近くの「甘木屋」で。
梅ヶ枝餅は左遷されて落胆していた菅原道真に対して、
当時安楽寺と言われるお寺の門前で餅を売っていた老婆が、
菅原道真に元気を出して欲しいということで
餅を上げたというのが始まりとされています。
(写真は、甘木屋HPより)

根が凄い境内の古木。

午後4時、博多港を出航。
見送りイベントは何もありませんでした。
明日は、クルーズ最後の舞鶴港です。



2017年7月18日火曜日

コスタネオロマンチカ:クルーズ紀行−5

クルーズ5日目。 韓国・釜山港へ。

午後1時 着岸。釜山へは 2008年「ぱしふぃっくびいなすクルーズ」でも来ているので、OPツアーに参加せず友人夫妻と4人で観光。 釜山は、ソウルに次ぐ韓国第2の大都市。また、日本でも有名な『釜山港に帰れ』の歌で知られる港町。釜山のランドマークである釜山タワー・龍頭山公園や国際市場・チャガルチ市場のショッピング&グルメスポット、お洒落なカフェやレストラン等と共に昔ながらの食堂も多く、韓国の新旧が入り混じる私の好きな都市です。 
観光順路は、港から無料シャトルバスで出発→国際市場→映画祭の広場「BIFF広場」→チャガルチ市場釜山タワー・龍頭山公園→港到着。

●6月28日 (水) 釜山観光/快晴。13:00入港〜21:00出航。


接岸した釜山港。
立派な釜山港国際旅客ターミナルは、2015年8月に新設されたターミナルだそうです。
ターミナルより市内へ無料シャトルバスが出ていました。

釜山の中心地、映画祭の広場BIFF広場。
BIFFとは、映画ファンにはお馴染みの釜山国際映画祭
(Busan International Film Festival)の頭文字をとったもの。
また、通りには映画祭に参加した監督や俳優の手形が
記念として埋め込まれており、誰がいるのか眺めながら
散策するのも楽しみのひとつ。
ビートたけし氏の手形。
(写真は、韓国旅行「コネスト」より)

有名な海鮮市場、チャガルチ市場。
新鮮なお刺身や魚介類だけでなく、パワフルな韓国の雰囲気を体験出来ます。
一度は必ず訪れてみたい釜山を代表する観光地。
(写真は、BUSAN navi TOUR HPより) 
https://www.busannavi.jp/tour/item.php?it_id=1338444612&ca_id=108070&page=1
1階のお店で好きな生魚やあわび等を買って
2階で調理をしてもらい食べます。
食べるのに一生懸命で撮影するのを忘れました。(笑)
この写真は、2008年「ぱしふぃっくびいなすクルーズ」時で
やはり2階で料理してもらい食べたものです。
この時は安かったですが、今回は値上がりした〜と感じましたね。(苦笑)

釜山のランドマーク  釜山タワー・龍頭山公園
タワーは1973年建築で高さ120m。展望台から釜山港やチャガルチ市場等
東西南北すべての景色を見渡せます。 
龍頭山公園は、1876年の釜山港開港直後に造られ、
園内には釜山タワーをはじめ、豊臣秀吉の水軍を破った文禄の役の英雄、
李舜臣将軍の銅像があります。 
堂の中に釜山市民10万人の寄付によって作られた市民の鐘があり、
毎年3月1日の独立運動記念日と大晦日には、
この鐘の音が釜山の街中に響きわたります。
(写真は、韓国旅行「コネスト」より)
https://www.konest.com/contents/spot_mise_detail.html?id=2229

今夜のディナーは有料レストランでピアノ演奏を聴き乍ら優雅に。
料理は、ロブスター。

観客飛び入りで行われたパスタ作りショーで大笑い。

午後9時〜街明りを後に釜山港を出航。
出航して間もなくくぐるレインボーに輝く橋梁。
総延長は7,420m。内900mが吊り橋(中央支間長500m)。
愛称はダイアモンド・ブリッジ。

真夜中のプール。
さぁ、明日はもう日本の博多港です。




2017年7月14日金曜日

コスタネオロマンチカ:クルーズ紀行−4

クルーズ4日目。 韓国・束草港へ。

午後1時、束草港へ着岸。韓国へは昔から何度も訪ねているが、束草は初めて。
束草港は、北朝鮮の国境近く、朝鮮戦争終了まで北朝鮮の領土だった所です。
また、TVドラマ「冬のソナタ」の監督が「秋の童話」のロケ地に選んだ所でもあります。
観光順路は、港出発→ 韓国歴史ドラマの撮影地「雪岳シネラマ」→ 保養地「永郎湖」→「アバイ村」→ 束草観光水産市場→ 港到着。
中でも「アバイ村」は、私も見た韓国ドラマ「秋の童話」のロケ地だったので親しみを感じました。 それから、今では日本も韓国も水産市場が大切な観光地になっていますね。今回は、ガイドがのんびりした人なのか、割とゆっくりした観光でしたが、やはり夕食に遅刻となりました。(苦笑)
さあ、明日は いよいよ釜山港です。

●6月27日 (火) 束草観光/快晴。13:00入港〜21:00出航。

近代的ビルを建設中の束草港。
田舎と思っていたので以外でした。

韓国歴史ドラマ撮影地「雪岳シネラマ」。
撮影されたTVドラマ「大祚栄」を見てないので・・・何とも。(笑)
「大祚栄」は、高句麗滅亡後、7世紀から10世紀にかけて朝鮮半島北部から
ロシア沿岸一帯に存在した渤海の始祖であった
大祚栄(テジョヨン)の一代を描いた時代劇。
広い城内は、現在でも歴史ドラマや映画、CFの撮影に利用されています。
「雪岳シネラマ」は雪岳山のハンファリゾート内にあり、
27000坪の敷地の中には高句麗城や唐の皇宮をはじめとする
116棟の建物が建てられています。 
https://www.hanabitour.com/tv/tv_detail.html?no=1797
ドラマの中で使われた衣装類。
よく韓国時代劇に出て来る罪人を運ぶ牢獄車。
ここ「雪岳シネラマ」で撮影されたドラマは、
大祚榮・幻の王女チャミョンゴ・千秋太后・大王世宗・奇皇后・朝鮮ガンマンなど。

同じく韓国歴史ドラマによく出て来る
城を破壊する木製の投石機。

私も見た韓国ドラマ「秋の童話」のロケ地「アバイ村」。
船着場にある主演の恋人2人の銅像前にて。
バックの川面にケッペ(渡し船)が見えます。
http://www.seoulnavi.com/miru/2668/



束草観光水産市場入口。
蟹 (日本の紅ズワイ?) の陳列の仕方が珍しい。


夕食は、私の好きなロブスターでした。(笑)





館内は、このコスタカード1枚で全ての支払いがOK。
言うならば、船内クレジットカードですね。

船内のイベント等全ての情報が書き込まれている
船内新聞:Today The Daily Program。