2010年5月25日火曜日

立山・大谷ウォークへ。

先日、いつも一緒に旅する親しい3夫婦で立山・大谷ウォークへ出掛けました。いまいちの天候で寒さだけが一番でした。私達夫婦は今回3度目で、初回の時に快晴で弥陀が原の絶景を充分味わっているのですが、他の夫婦は、初めてで大変残念がっていました。
でも、お陰で立山ホテルのレストランで、雪原を見ながら美味しい立山霊水のコーヒーを味わい、ひさしぶりに6人で2時間会話が弾みました。   立山雄山を背景に。毎年積雪が少なくなるように感じます。
   温暖化のせいでしょうかね?   積雪が一番多い立山・大谷ウォーク。(雪壁の高さ14m)

上下写真とも立山アルペンロードHPよりの快晴の立山・大谷の写真です。
    ちなみに上は、2008年5月の第1回目の立山での写真です。

2010年5月21日金曜日

泉鏡花と能楽。

泉鏡花記念館・金沢能楽美術館共同企画展「鏡花と能楽」ポスター&チラシがようやく完成した。
金沢は「空から謡が降ってくる」といわれるほど能の盛んな街です。浪漫と幻想の作家・泉鏡花(1873〜1939)は、加賀藩御抱能楽師の娘を母として、この地に生を受けました。
この展覧会は、名作「歌行燈」成立100年を記念して開催する2館の共同企画展です。鏡花世界の美と幻想の源流ともいわれる能の世界をどこまで表現出来たか分かりませんが、かなりデザインに苦労しました。
6月4日からオープンですので楽しみにしております。

            ポスター&チラシ表面              チラシ裏面

2010年5月14日金曜日

アート de まちあるき。

4年前から始まった金沢21世紀美術館「アート de まちあるき」企画。
これは、美術館の入場半券で金沢市内の商店街でいろんな特典が受けれるサービス企画です。
美術館が美術愛好者だけでなく、街中の商店街と一緒に賑わいを創出し、活性化を計る事業で新しい試みとして評価されています。

            パンフレットの一部。
今年の参加商店は、上記の59店舗以外に飲食店が74店、合計133店舗です。

        店舗で使うコースターも優待券になります。


私がパンフデザインを毎年させて頂いておりますが、市民にとって美術館がより身近かな存在になったのでないでしょうか。

2010年5月6日木曜日

飯山・菜の花まつり&阿弥陀堂だより紀行。

基本的にGWは、旅に行かないのだが、今年は友人ご夫婦と「飯山・菜の花まつり」と映画「阿弥陀堂だより」ロケ地を旅した。
飯山・菜の花の丘一帯は、800万本の菜の花が咲き乱れ、歌唱曲「おぼろ月夜」が生まれた地であります。夕方 千曲川を見下ろすこの地に立つと、懐かしい歌詞「菜の花畠に入り陽 薄れ・・・」がそのまま実感出来ます。作詞は、高野辰之さん。この地 中野市生まれで文部省唱歌「故郷・ひのまる・春の小川・もみじ」など、まさに日本の原風景を詩情豊かに作詞された方です。
今年は、天候のせいか花が咲き遅れていた。お陰で桜と菜の花が珍しく同時に見れたのですが・・・。
また、菜の花の減少を助ける為、協賛金運動も開始されていて、環境を守る大変さも感じられました。
    桜と菜の花が同時に見れるのは、わずかな期間だそうです。この菜の花畠は、まだ咲いていませんでしたし、以前より面積が小さくなったように感じました。  途中で見たある家の庭に咲く見事な桜や芝桜等の花のハーモニィ。

菜の花畑を観た後、近くの映画「阿弥陀堂だより」のロケ地を散策した。
樋口可南子・寺尾聰主演のこの映画は、芥川賞作家・南木佳士の同名小説の映画化。東京の暮らしに疲れ果てた一組の夫婦が、大自然の暮らしの中で再生していく姿を描いたヒューマン・ドラマです。
この映画を彩る美しい四季の風景は、全て飯山近辺で1年間にわたる長期撮影が行われました。日本人の心の故郷を映像化したような映画での美しいシーンを思い出しつつ 散策しました。
阿弥陀堂に辿る道は、日本の棚田百選に入っている石垣で出来た珍しい棚田です。阿弥陀堂の縁側で(今にも先日亡くなられた北林谷栄さんが出て来そう…)

映画に興味のある方は、http://www.amidado.com/