先日、加賀温泉郷で忘年会があったので、翌日 山代温泉の「魯山人寓居跡いろは草庵」を訪ねた。館長さんが友人の篆刻家なので、お会い出来るかと思ったが留守で残念でした。
写真は「いろは草庵 入口」HPより
「いろは草庵」は、当時まだ無名だった北大路魯山人が、大正4年の秋から約半年間生活した場所です。この家は、吉野家旅館の元別荘で明治初期に建てられたと言われています。山代の旦那衆は、金銭面を含め生活を支えるなど交流を続け、魯山人の才能開花につながったとされています。
また、最近「未来の魯山人を育てよう」と云う新しい企画も山代で始まったようです。
現在 開催中の北大路魯山人没後50年企画第三弾「魯山人と初代菁華」展(監修/四代須田菁華)のポスター。
主催:魯山人寓居跡いろは草庵
期間:2010年11月11日(木)〜2011年3月29日(火)
写真は「いろは草庵の庭」HPより
館内の感想帳に、見学者の1人が書いたと思われる
「冬の日は 何をしてたの 魯山人」
と 俳句が 唯一句のみ書かれていました。洒落た人が居るものですね。
いろは草庵に興味のある方は:
http://www.kagashi-ss.co.jp/irohasouan/
では、大晦日迄あと2日・・・。
今年 最後のブログになりますが
一年ありがとうございました。
人生は 旅。 さぁ 風に吹かれて旅へ出よう。
吹く風は、喜怒哀楽 永遠に解けない悩み 惑いの風・・・。
山頭火は詠う「何を求める風の中ゆく」
そして、ボブ・ディランは歌う「答えは 友よ風の中にある」と。
2010年12月16日木曜日
韓国・北村韓屋村紀行。
韓国の美しい伝統家屋が、また見たくなり出掛けた。1年前の旅では、膝が痛くなり全部回れなかったのですが、今回は、足も大丈夫でゆっくり楽しみました。唯、素晴らしい青空なのに零下−10℃で、寒さにまいりました。
ブクチョン(北村)は、世界遺産「昌徳宮」と「景福宮」の間にある町々で、両宮殿の間にある地域と言う理由から朝鮮時代の高級官僚が沢山住んでいた所です。ソウルの中では、韓国の伝統家屋が多く残っていて昔情緒あふれる場所です。
また、北村には伝統工芸関係の博物館や工房が所々にあります。訪ねた刺繍博物館は、人間国宝・韓尚洙さんが経営されていて、息子さんに会えました。昔の家具に刺繍で飾りをしたものが沢山あり見事なものです。上の写真は、美しい露地にあるハン・サンス刺繍博物館。内部が見学出来ます(有料)。
余談ですが「冬のソナタ」のロケ地として使われた中央高等学校と映画の中でのユジン(チェ・ジウ)の家(今は豪邸に建替えられていました)が、この北村韓屋村の中にあります。
宿泊は、今回もミレニアム・ソウル ヒルトンでしたが、館内はクリスマス一色のデスプレィで華やかでした。
巨大なクリスマスツリーや壁一面のサンタクロースで飾られた吹き抜けロビー。
北村韓屋村興味のある方は:
http://bukchon.seoul.go.kr/jap/index.jsp
ブクチョン(北村)は、世界遺産「昌徳宮」と「景福宮」の間にある町々で、両宮殿の間にある地域と言う理由から朝鮮時代の高級官僚が沢山住んでいた所です。ソウルの中では、韓国の伝統家屋が多く残っていて昔情緒あふれる場所です。
また、北村には伝統工芸関係の博物館や工房が所々にあります。訪ねた刺繍博物館は、人間国宝・韓尚洙さんが経営されていて、息子さんに会えました。昔の家具に刺繍で飾りをしたものが沢山あり見事なものです。上の写真は、美しい露地にあるハン・サンス刺繍博物館。内部が見学出来ます(有料)。
余談ですが「冬のソナタ」のロケ地として使われた中央高等学校と映画の中でのユジン(チェ・ジウ)の家(今は豪邸に建替えられていました)が、この北村韓屋村の中にあります。
宿泊は、今回もミレニアム・ソウル ヒルトンでしたが、館内はクリスマス一色のデスプレィで華やかでした。
巨大なクリスマスツリーや壁一面のサンタクロースで飾られた吹き抜けロビー。
北村韓屋村興味のある方は:
http://bukchon.seoul.go.kr/jap/index.jsp
2010年12月9日木曜日
なばなの里紀行。
先日、ウィンターイルミネーションで人気の「なばなの里」へ行って来た。
岐阜県と三重県の境にあり、国内最大級580万球のイルミネーションの競演でお客を集めています。午後5時が点灯式で、まさに光の祭典にふさわしい光景でした。広大な敷地内には、世界の花を集めた「ベコニア館」「水上イルミネーション」「光の雲海」「巨大なツインツリー」「鏡池」など見所が沢山用意されています。また、和食・中華・洋食・イタリアンと各レストランも豊富です。ロマンチックなムードで恋人同士で行くにはピッタリな場所ですね。でも、当日は赤ん坊から老人まで沢山の人出で少々まいりました。
8,000坪の広大な敷地に広がる「富士と大海原」イルミネーション580万球だそうです。刻々と色が変わるその素晴らしくスケールの大きな仕掛けに感嘆しました。
まばゆいばかりに輝く光の回廊「華回廊」長さ200m、120万球の輝き。
7色に輝く100mの虹のトンネルです。
世界のベコニアの花を集めた巨大な「ベコニア館」。
館の天井一面からベコニアの花が垂れ下がり、華やかです。
鏡のような水面に写った美しい紅葉。看板の逆さまの文字が、池に写って字がまともに読める憎い仕掛けです。
関心のある方は、
http://www.nagashima-onsen.co.jp/nabana/illumination/feature05.html/
岐阜県と三重県の境にあり、国内最大級580万球のイルミネーションの競演でお客を集めています。午後5時が点灯式で、まさに光の祭典にふさわしい光景でした。広大な敷地内には、世界の花を集めた「ベコニア館」「水上イルミネーション」「光の雲海」「巨大なツインツリー」「鏡池」など見所が沢山用意されています。また、和食・中華・洋食・イタリアンと各レストランも豊富です。ロマンチックなムードで恋人同士で行くにはピッタリな場所ですね。でも、当日は赤ん坊から老人まで沢山の人出で少々まいりました。
8,000坪の広大な敷地に広がる「富士と大海原」イルミネーション580万球だそうです。刻々と色が変わるその素晴らしくスケールの大きな仕掛けに感嘆しました。
まばゆいばかりに輝く光の回廊「華回廊」長さ200m、120万球の輝き。
7色に輝く100mの虹のトンネルです。
世界のベコニアの花を集めた巨大な「ベコニア館」。
館の天井一面からベコニアの花が垂れ下がり、華やかです。
鏡のような水面に写った美しい紅葉。看板の逆さまの文字が、池に写って字がまともに読める憎い仕掛けです。
関心のある方は、
http://www.nagashima-onsen.co.jp/nabana/illumination/feature05.html/
2010年12月8日水曜日
かぶら寿し&大根寿し。
2010年12月7日火曜日
辺本良治ステンドグラス展「有形無形」。
2010年12月3日金曜日
GOOD DESIGN EXHIBITION 2010。
11月30日、東京ミッドタウン・デザインハブ で開催中の第24回企画展「GOOD DESIGN EXHIBITION 2010」を、日帰りで見に行って来た。
日本の文化と産業、そして デザインの力を示すグッドデザイン賞は、創設から54年目を迎えました。本年度も商品、建築、コミュニケーションデザインなど、私たちの生活と社会を支える幅広いジャンルの対象がグッドデザイン賞として選出されました。今回の展覧会は、グッドデザイン賞の最新受賞作の中から特別賞受賞対象を中心に約100点を展示しています。
そして、審査委員長の深澤 直人さんは、挨拶メッセージの中で、こう云っています。「デザインはつねに「変える」「新しくする」という概念から、今までよかったものをさらに、今の時代に合わせて、よりよく「修正していく」といった考え方が強まるかもしれません」と・・・。
私もロングライフデザインに今一番関心があります。
グッドデザイン賞のサイト:http://www.g-mark.org/index.html
展覧会のサイト:http://www.designhub.jp/exhibition/2010/10/06-1208.html
また、東京ミッドタウン・タワー5Fにあるデザインハブの中には、以前 私も役員していたJAGDA事務局があり、懐かしい事務局員の皆さんにも再会出来うれしく思いました。
夕方、東京ミッドタウンの庭園に広がる「光のガーデン」のイルミネーションの輝きに感激しながら帰路につきました。
日本の文化と産業、そして デザインの力を示すグッドデザイン賞は、創設から54年目を迎えました。本年度も商品、建築、コミュニケーションデザインなど、私たちの生活と社会を支える幅広いジャンルの対象がグッドデザイン賞として選出されました。今回の展覧会は、グッドデザイン賞の最新受賞作の中から特別賞受賞対象を中心に約100点を展示しています。
そして、審査委員長の深澤 直人さんは、挨拶メッセージの中で、こう云っています。「デザインはつねに「変える」「新しくする」という概念から、今までよかったものをさらに、今の時代に合わせて、よりよく「修正していく」といった考え方が強まるかもしれません」と・・・。
私もロングライフデザインに今一番関心があります。
グッドデザイン賞のサイト:http://www.g-mark.org/index.html
展覧会のサイト:http://www.designhub.jp/exhibition/2010/10/06-1208.html
また、東京ミッドタウン・タワー5Fにあるデザインハブの中には、以前 私も役員していたJAGDA事務局があり、懐かしい事務局員の皆さんにも再会出来うれしく思いました。
夕方、東京ミッドタウンの庭園に広がる「光のガーデン」のイルミネーションの輝きに感激しながら帰路につきました。
2010年11月24日水曜日
月田秀子ファドの夜。
11月21日夜、友人の茶房「犀せい」で開催された「月田秀子ファドの夜」へ家内と2人で出掛けた。
私がファドを知ったのは、1954年に公開されたフランス映画「過去を持つ愛情」を観てからです。その映画の中でアマリア・ロドリゲスが歌う「暗い艀」に魅了されたからです。それから数年後に、日本に月田秀子さんと云うファド歌手がいる事を知りました。初めて彼女の歌を聴いた時、その心のひだを震わせる歌唱力に一変にファンになりました。
唯、金沢でファドを聴く機会がなかなか無く、今回も3年ぶりに来沢されたのですが、ますます人生の深い悲しみを歌い上げる姿に感動しました。
また、作家の五木寛之氏は「彼女の歌うファドは素人の私がきいても鳥肌が立つときがある」と書いています。
月田秀子ベストアルバム (写真は月田秀子ファド倶楽部HPヨリ)
興味のある方は、月田秀子ファド倶楽部へ:http://www.fado.jp/
(写真は「NILEport 」HPヨリ)
「NILEport 」:http://www.nileport.com/products/details/1519/1.html
また、「ナナライフ」のHPで月田さんの実際の声が聞けます。
http://www.nana-life.com/life-style/music_fado.html
金沢・茶房「犀せい」は:http://saisei-kanazawa.jp/
私がファドを知ったのは、1954年に公開されたフランス映画「過去を持つ愛情」を観てからです。その映画の中でアマリア・ロドリゲスが歌う「暗い艀」に魅了されたからです。それから数年後に、日本に月田秀子さんと云うファド歌手がいる事を知りました。初めて彼女の歌を聴いた時、その心のひだを震わせる歌唱力に一変にファンになりました。
唯、金沢でファドを聴く機会がなかなか無く、今回も3年ぶりに来沢されたのですが、ますます人生の深い悲しみを歌い上げる姿に感動しました。
また、作家の五木寛之氏は「彼女の歌うファドは素人の私がきいても鳥肌が立つときがある」と書いています。
月田秀子ベストアルバム (写真は月田秀子ファド倶楽部HPヨリ)
興味のある方は、月田秀子ファド倶楽部へ:http://www.fado.jp/
(写真は「NILEport 」HPヨリ)
「NILEport 」:http://www.nileport.com/products/details/1519/1.html
また、「ナナライフ」のHPで月田さんの実際の声が聞けます。
http://www.nana-life.com/life-style/music_fado.html
金沢・茶房「犀せい」は:http://saisei-kanazawa.jp/
2010年11月22日月曜日
馬籠・妻籠宿の旅。
2010年11月11日木曜日
水芦光子-なほそして雪かとおもふ。
私がデザインした室生犀星記念館の展覧会「水芦光子-なほそして雪かとおもふ」の、ポスター&チラシがようやく完成した。
11月20日〜来年3月13日までのロングランの展覧会です。
水芦光子は、金沢に生まれ、室生犀星にあこがれて詩を書き、やがて師犀星の言葉に従ってその表現手段を小説にとりいれた作家です。詩人らしい抒情的な文体でありながら、女性の精神世界に深く切り込んだ作品は、読むものを力強く惹きつけます。「女には女の文章がある。女でなくては書けない気持。」それが文学への原動力となっていました。作品のなかで「雪」は女の生き様を象徴するモチーフとして描かれます。
私は、昔 TVで「雪の喪章」を観た記憶があり、美しい雪のシーンが印象に残っています。
展示では、水芦光子の生涯と作品を、師犀星からの手紙、直筆原稿、日記などとともに紹介されます。
ポスター&チラシ
チラシ裏面
室生犀星記念館のHPは、http://www.kanazawa-museum.jp/saisei/index.htm
11月20日〜来年3月13日までのロングランの展覧会です。
水芦光子は、金沢に生まれ、室生犀星にあこがれて詩を書き、やがて師犀星の言葉に従ってその表現手段を小説にとりいれた作家です。詩人らしい抒情的な文体でありながら、女性の精神世界に深く切り込んだ作品は、読むものを力強く惹きつけます。「女には女の文章がある。女でなくては書けない気持。」それが文学への原動力となっていました。作品のなかで「雪」は女の生き様を象徴するモチーフとして描かれます。
私は、昔 TVで「雪の喪章」を観た記憶があり、美しい雪のシーンが印象に残っています。
展示では、水芦光子の生涯と作品を、師犀星からの手紙、直筆原稿、日記などとともに紹介されます。
ポスター&チラシ
チラシ裏面
室生犀星記念館のHPは、http://www.kanazawa-museum.jp/saisei/index.htm
2010年11月8日月曜日
彫刻の「山下晴子展」
先日、辰口アーティスト村にて制作活動されている知人の彫刻家「山下晴子展」を観た。トークショウで彼女の努力の軌跡もお聴きした。
2002年に異国のエジプト、エル・ゴナ・シティに「LINK」(御影石 直径12,9m 総重量140t)を完成させた情熱のエネルギーから、現在のゆらぎの心境まで赤裸々にお話下さり感動した。
新作は小品乍ら、新しい山下さんの挑戦を心地よく感じました。
11月10日まで/金沢・G-WING`Sギャラリーにて。http://ameblo.jp/gwings/
一貫して追求しているテーマ「二律背反的共存」の「循環」
作品「ナイルの窓」
作品「光萌力」
新作シリーズ「Your Seet」
新作シリーズ「夢の坐る場所」
2002年に異国のエジプト、エル・ゴナ・シティに「LINK」(御影石 直径12,9m 総重量140t)を完成させた情熱のエネルギーから、現在のゆらぎの心境まで赤裸々にお話下さり感動した。
新作は小品乍ら、新しい山下さんの挑戦を心地よく感じました。
11月10日まで/金沢・G-WING`Sギャラリーにて。http://ameblo.jp/gwings/
一貫して追求しているテーマ「二律背反的共存」の「循環」
作品「ナイルの窓」
作品「光萌力」
新作シリーズ「Your Seet」
新作シリーズ「夢の坐る場所」
2010年11月2日火曜日
内川鎮守の森ギャラリー2010。
今年も11月4日(木)〜7日(日)まで「内川鎮守の森ギャラリー2010」が開催されます。
10数年前から毎年開催されているのですが、今年は44名のアーティストが参加してます。別所の竹林や木工工房・民家などを会場に、秋の自然の中を巡りながら楽しめます。
当初 この展覧会は、内川の美しい自然環境保護を訴える為、開催された訳ですが、目的だった産業廃棄物工場進出を撤廃させる事が出来、現在は、パート2として開催されています。
私は、生命の循環をテーマに新作枯葉アート「落葉帰根」「落地生根」2点を出品します。ご笑覧下さいませ。
作品「落葉帰根」
一枚の葉や種が地に落ち、芽を出し、枝を張って、やがては大樹へ。
生命とはその繰り返し。
作品「落地生根」
一枚の葉や種が地に落ち、芽を出し、枝を張って、やがては大樹へ。
生命とはその繰り返し。
数年前に私がデザインした「内川・鎮守の森ギャラリー」ポスター。
10数年前から毎年開催されているのですが、今年は44名のアーティストが参加してます。別所の竹林や木工工房・民家などを会場に、秋の自然の中を巡りながら楽しめます。
当初 この展覧会は、内川の美しい自然環境保護を訴える為、開催された訳ですが、目的だった産業廃棄物工場進出を撤廃させる事が出来、現在は、パート2として開催されています。
私は、生命の循環をテーマに新作枯葉アート「落葉帰根」「落地生根」2点を出品します。ご笑覧下さいませ。
作品「落葉帰根」
一枚の葉や種が地に落ち、芽を出し、枝を張って、やがては大樹へ。
生命とはその繰り返し。
作品「落地生根」
一枚の葉や種が地に落ち、芽を出し、枝を張って、やがては大樹へ。
生命とはその繰り返し。
数年前に私がデザインした「内川・鎮守の森ギャラリー」ポスター。
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