2010年12月29日水曜日

「魯山人寓居跡いろは草庵」へ。

先日、加賀温泉郷で忘年会があったので、翌日 山代温泉の「魯山人寓居跡いろは草庵」を訪ねた。館長さんが友人の篆刻家なので、お会い出来るかと思ったが留守で残念でした。

           写真は「いろは草庵 入口」HPより

「いろは草庵」は、当時まだ無名だった北大路魯山人が、大正4年の秋から約半年間生活した場所です。この家は、吉野家旅館の元別荘で明治初期に建てられたと言われています。山代の旦那衆は、金銭面を含め生活を支えるなど交流を続け、魯山人の才能開花につながったとされています。
また、最近「未来の魯山人を育てよう」と云う新しい企画も山代で始まったようです。

現在 開催中の北大路魯山人没後50年企画第三弾「魯山人と初代菁華」展(監修/四代須田菁華)のポスター。
主催:魯山人寓居跡いろは草庵
期間:2010年11月11日(木)〜2011年3月29日(火)

           写真は「いろは草庵の庭」HPより

館内の感想帳に、見学者の1人が書いたと思われる
   「冬の日は 何をしてたの 魯山人」
と 俳句が 唯一句のみ書かれていました。洒落た人が居るものですね。

いろは草庵に興味のある方は:
http://www.kagashi-ss.co.jp/irohasouan/


では、大晦日迄あと2日・・・。
今年 最後のブログになりますが
一年ありがとうございました。

2010年12月16日木曜日

韓国・北村韓屋村紀行。

韓国の美しい伝統家屋が、また見たくなり出掛けた。1年前の旅では、膝が痛くなり全部回れなかったのですが、今回は、足も大丈夫でゆっくり楽しみました。唯、素晴らしい青空なのに零下−10℃で、寒さにまいりました。

ブクチョン(北村)は、世界遺産「昌徳宮」と「景福宮」の間にある町々で、両宮殿の間にある地域と言う理由から朝鮮時代の高級官僚が沢山住んでいた所です。ソウルの中では、韓国の伝統家屋が多く残っていて昔情緒あふれる場所です。
また、北村には伝統工芸関係の博物館や工房が所々にあります。訪ねた刺繍博物館は、人間国宝・韓尚洙さんが経営されていて、息子さんに会えました。昔の家具に刺繍で飾りをしたものが沢山あり見事なものです。上の写真は、美しい露地にあるハン・サンス刺繍博物館。内部が見学出来ます(有料)。
余談ですが「冬のソナタ」のロケ地として使われた中央高等学校と映画の中でのユジン(チェ・ジウ)の家(今は豪邸に建替えられていました)が、この北村韓屋村の中にあります。


宿泊は、今回もミレニアム・ソウル ヒルトンでしたが、館内はクリスマス一色のデスプレィで華やかでした。
巨大なクリスマスツリーや壁一面のサンタクロースで飾られた吹き抜けロビー。



北村韓屋村興味のある方は:
http://bukchon.seoul.go.kr/jap/index.jsp

2010年12月9日木曜日

なばなの里紀行。

先日、ウィンターイルミネーションで人気の「なばなの里」へ行って来た。
岐阜県と三重県の境にあり、国内最大級580万球のイルミネーションの競演でお客を集めています。午後5時が点灯式で、まさに光の祭典にふさわしい光景でした。広大な敷地内には、世界の花を集めた「ベコニア館」「水上イルミネーション」「光の雲海」「巨大なツインツリー」「鏡池」など見所が沢山用意されています。また、和食・中華・洋食・イタリアンと各レストランも豊富です。ロマンチックなムードで恋人同士で行くにはピッタリな場所ですね。でも、当日は赤ん坊から老人まで沢山の人出で少々まいりました。

8,000坪の広大な敷地に広がる「富士と大海原」イルミネーション580万球だそうです。刻々と色が変わるその素晴らしくスケールの大きな仕掛けに感嘆しました。

まばゆいばかりに輝く光の回廊「華回廊」長さ200m、120万球の輝き。

         7色に輝く100mの虹のトンネルです。

     世界のベコニアの花を集めた巨大な「ベコニア館」。
     館の天井一面からベコニアの花が垂れ下がり、華やかです。
鏡のような水面に写った美しい紅葉。看板の逆さまの文字が、池に写って字がまともに読める憎い仕掛けです。
関心のある方は、
http://www.nagashima-onsen.co.jp/nabana/illumination/feature05.html/

2010年12月8日水曜日

かぶら寿し&大根寿し。


金沢の冬の風物詩「かぶら寿し&大根寿し」の季節になりました。
この度、金沢ニューグランドホテルから贅をつくした「かぶら寿し&大根寿し」が発売されました。ホテルが監修し、南砺市「よね田」に調整させた逸品ですが、通の間でこのかぶら寿しが絶品と評判のようです。
私がパッケージや申込チラシのデザインを担当いたしました。


お好きな方は、ぜひお申し込み下さいませ。
●ご予約お問合せは、076-233-2540へ。
http://www.new-grand.co.jp/special/201012_osechi/index.html

2010年12月7日火曜日

辺本良治ステンドグラス展「有形無形」。

友人の辺本良治ステンドグラス展「有形無形」を見て来た。作品は、一段とアート性を帯び、ステンドグラスの域を超え始めたように感じ、大変うれしく思いました。
彼は、初めグラフィックデザイナーとして出発したが、父親の死を契機にして一転 ステンドグラス作家に転身した。もう30数年前のことである。当時、金沢にはステンドグラス作家もいなく、彼はアメリカへ勉強に渡ったりもして苦労した。グラフィックデザイナー時代、我社にも一時 籍をおいた事があり、今の成功を心から祝福したい!


●展覧会は、ギャラリー颯(そう):金沢市田上2丁目84/電話076-222-8206にて8日まで。

2010年12月3日金曜日

GOOD DESIGN EXHIBITION 2010。

11月30日、東京ミッドタウン・デザインハブ で開催中の第24回企画展「GOOD DESIGN EXHIBITION 2010」を、日帰りで見に行って来た。

日本の文化と産業、そして デザインの力を示すグッドデザイン賞は、創設から54年目を迎えました。本年度も商品、建築、コミュニケーションデザインなど、私たちの生活と社会を支える幅広いジャンルの対象がグッドデザイン賞として選出されました。今回の展覧会は、グッドデザイン賞の最新受賞作の中から特別賞受賞対象を中心に約100点を展示しています。

そして、審査委員長の深澤 直人さんは、挨拶メッセージの中で、こう云っています。「デザインはつねに「変える」「新しくする」という概念から、今までよかったものをさらに、今の時代に合わせて、よりよく「修正していく」といった考え方が強まるかもしれません」と・・・。
私もロングライフデザインに今一番関心があります。
グッドデザイン賞のサイト:http://www.g-mark.org/index.html
展覧会のサイト:http://www.designhub.jp/exhibition/2010/10/06-1208.html

また、東京ミッドタウン・タワー5Fにあるデザインハブの中には、以前 私も役員していたJAGDA事務局があり、懐かしい事務局員の皆さんにも再会出来うれしく思いました。
夕方、東京ミッドタウンの庭園に広がる「光のガーデン」のイルミネーションの輝きに感激しながら帰路につきました。